マツムシソウとクジャクチョウ 憧れた最高の夏の終わりの光景 9.7
9月になると蝶シーズンも大詰め。
しかし8月には達成できなかった大きな宿題がありました。
「マツムシソウとクジャクチョウのシーン」と「キベリタテハ」です。
どちらも信州などの自然豊かな高原を代表する美しいタテハチョウです。
というわけでこの2つを撮影する目標で出発!
今年最後の信州旅かもしれません。
朝4時から車を走らせる。朝早く行けば名古屋から長野県の南端まで下道で2時間ちょっとで入れます!それから2時間程で目的地です!
文句なしの晴天!雲ひとつなし!どんな出会いがあるのかワクワクです。
初めての場所なのでまずは歩けそうな場所を歩き良さそうな場所を探します。
道にはゲンノショウコ、萩や野菊などが咲いていて夏の終わりを感じます。
ヒョウモンチョウたちは夏眠明け活発に花に来ていました。こんなたくさんいるのに夏眠は見つけられません。どこにいるんだろう。
そして1番多かったのがウラナミシジミ。ウラナミシジミは平地の河川敷でも見られますね〜
良さそうな場所を1時間ほどウロウロ。先程挙げたメンツを撮影しました。(また次の記事で載せることにします)
ふと我に返る
「マツムシソウ無くね?」
マツムシソウなければ元も子もないですね(笑)違う道を歩いてみることに。
そうするとマツムシソウが道脇に咲いていました!綺麗ですね〜 また来年も見たくなる気がします。日陰だったので蝶はいません。
奥へ進むと池がありました。そこにもマツムシソウが咲いてる!あれ!奥にもめっちゃ咲いている!群生!すごい!えっ!?
なんと真っ黒の蝶が10匹弱マツムシソウにとまっている!そうですクジャクチョウです。
圧巻ですね。まさか憧れの光景に出会えてしまった夢みたいです。しかも群れ。。。
撮影スタート!
マツムシソウは斜面に生えていてススキも多く体力勝負でした。足をガクガクさせながらシャッターを切ったので手ブレやピンぼけ量産。そう簡単には撮らせてくれませんでした。
こんな感じの光景が一面に!
斜面なのでなかなか静かに近づけず結構な数飛ばしてしまいました。
ススキの影で残念な感じ。すごく綺麗な個体!
影を消すため渋々ストロボを使うことに。
表が美しすぎて裏は見向きもされないイメージがあるけれど炭みたいで趣ありますよね!
今回のベストショット!
クジャクチョウの表とマツムシソウの綺麗な形を!もう少しぼかしたかった。
なかなか後羽の目玉を見せてくれません。
やはりもう少しぼかしたい。
池を背景にドリーミーな感じに。
感づかれたか気づけばクジャクチョウは1匹に、そしてその1匹も飛び去ってしまいました。しつこくその場所を移動し様子を見に行きましたがそれ以降クジャクチョウは来ませんでした。
最高の光景に見せてくれてありがとう。
マツムシソウとクジャクチョウの写真は色々な方のブログなどで拝見しましたがレベルの違いを感じさせられました。
クジャクチョウの羽の色を生かしつつマツムシソウも綺麗に写す。これが難しかった。
何より草影と斜面が難敵でした。ボツ写真が多すぎた。。もっと写真研究しなきゃと感じさせられました。
この夏の終わりの光景、また出会えたらいいな。