高嶺の白と黄 ミヤマモンキチョウ編 in烏帽子岳 7.25
烏帽子岳山頂付近には午前7時半頃に到着し、次第に晴れ間がさし多くのミヤマシロチョウが飛び始めました。ミヤマシロチョウを撮影、観察をしながら頂上へ登っていくこと1時間、辺りにはクロマメノキが生えているのに気づきました。しばらくするとミヤマシロチョウに混ざりミヤマモンキチョウが飛び始めました!!
モンキチョウより少し小さくあのピンク色が見えます!!
ミヤマシロチョウ、ミヤマモンキチョウのどちらを撮りたい?と聞かれたらミヤマモンキチョウと答えます!てことでミヤマモンキチョウの撮影に切り替えます!天気はすごく良くなり日差しがとても強く首が焼けます。
予想はしていたけどモンキチョウ同様活発に飛び回り、なかなか止まらない……止まっても近付けない。。
歩いていると見つからず足元から飛び立つパターンも多かった。注意しながら歩いてもなかなか気づけないっ!基本飛び回るのは食草やその付近の草地を早く広範囲を飛ぶ。これは撮影厳しめじゃないかな(^^;
注意しながら歩くと草地のシモツケに♂が止まってます!
ピントが甘いいいうわあああ 連射するべきですよね…… しかし、初めてのミヤマモンキチョウ!感極まる。これは僕の一番好きな蝶であるヤマキチョウと同じくらい好きかもしれない!実物はやはり美しかった。。
ミヤマモンキはミヤマシロチョウより個体数が少なく、広範囲を飛ぶ、驚かせると奥へ逃げて行ってしまう。チャンスが恵まれない。
クロマメノキを隈無く探すと……
♂が吸蜜していました!
鮮度によってピンク色が全然ちがう!これはかなり古びた個体かな
メスもいました!するとオスがアタック
振られていた_(:3」∠)_ 偶然♂の表も写せたのは良かった。
仲良く3匹で吸蜜! クロマメノキにとまると思った以上に目立ちません!同化します!
なんとか♂♀共に接写したい。
なんとここから2時間ほどシャッターチャンスがありませんでした!暑さと足の痛みで心がしんどくなってきた。やっとのこと♀が花にやってくるのを発見し駆け寄る。(岩場だから駆けれません!(笑))
新鮮!キレイなピンク色に黄色い鱗粉!お〜!
キレイに羽が切れていますね。
背景がもろ岩なので微妙な感じに……
もうヘトヘト諦めそう。振り返ればミヤマモンキ満足した写真ひとつも撮れてない!焦りと絶望。歩くと先程のカメラマンさんがまだ同じ場所にいらしていた。その付近でミヤマシロチョウを撮っていると、カメラマンさんが「ミヤマモンキメスが止まってるけど撮るかい?」と声をかけて頂きました。あんまり人の力を借りてまで撮るのもなぁと思いながらもありがとうございます!と言い撮らせてもらった。
そこにはハクサンフウロにとまる羽化直後と思われるミヤマモンキチョウ♀だった。。。
心臓がドキドキだった。美しすぎた。
飛ばさないようにビビりながら距離を撮っていたがカメラマンさんが「もっともっと近づいて撮りな!今影って休止状態で全然動かないよ!」と言って下さったのでもう一気に距離をつめ撮りまくる。こんなチャンス今までなかった。本当にありがたかった。これが烏帽子岳登山の最大の成果になった!!!前言撤回!!!人には頼るべきですねっ!!!本当にありがとうございました!!!
ファインダーからのぞくこの絵は美しかった。
感動した。
ピントの精度、構図、個体すべてが今回の写真でダントツクオリティになりました!
露出によってピンク色が変化するのも分かりました。この設定だと美しい真紅になりました。
満足するまで撮ると活動を再開し飛んでいきました。敬礼。
それからカメラマンさんと立ち話をしてミヤマシロチョウの交尾を迫るシーンや羽化しての♀を一緒に撮影しました。
カメラマンさんのおかげで素晴らしい成果になりました!
烏帽子岳山頂付近で思った以上に時間を使ってしまいました。カメラマンさんに本当にありがとうございました!と告げて、お先に下山しました。
これから先もカメラマンさんや現地でお会いした方との出会いを大切にしたいと改めて思いました!
急いで下山して次の場所に向かいます(^^)