9月の長野蝶旅まとめ 2019 9.7~8
前回、前々回で紹介したクジャクチョウとキベリタテハのほかに撮影できた蝶たちを載せようと思います(^^)
まずクジャクチョウとマツムシソウの群れに出会う前に出会った蝶たち。
ヒョウモンチョウたちは夏眠から目を覚ました!高原では8月になるとパタリと姿を消します。そして一斉に目を覚まします。積極的に花に来るのが見られました。夏の終わりの高原にヒョウモンが舞う光景……少年時代からの大好きな光景です。
飛んでいるヒョウモンはミドリとウラギンでした。
ミドリヒョウモン♀
♀はオレンジと言うより黄金になります!
そして青緑の光沢がうっすらと。美しい。
ウラギンヒョウモン♀
夏眠から明けたとは思えないほど綺麗な個体。
雨風を上手く凌いだのかな?
ヒョウモンは近づきにくいし羽を中途半端に開くのでどう撮ればいいのやら……
平地ではまだあまり見ないウラナミシジミがたくさん飛んでいました!暖かいところからどんどん北上して北上した場所では冬を越せず消滅してしまうよく分からん蝶(^^;
キベリタテハを待ちながら平地では撮れないウラナミシジミのシーンを楽しく撮影しました。
この日は雲ひとつない晴天でした。
お気に入りの写真です!
萩のような花と。♀のほんのり青いのがいいですね〜
秋を感じます。
マツムシソウ群生ではクジャクチョウだけでなくヒョウモンも来ていました〜
雲ひとつない青空が良い。
キベリタテハに会ってからは全然他の蝶には会えませんでした。
キベリタテハを撮影した後、同じ場所でシータテハが来ました。僕の周りを飛び腕に止まり汗を吸いました(^^)秋型だったので形も色も尖っていてかっこよかったな〜
写真は撮れずでした。。
その後温泉へ向かい満足感に浸りながら温泉に浸りました。温泉ってすばらしすぎやしませんか!もっと色んな所に行って温泉をもっと好きになりたい!
2時間車を走らせ道の駅で車中泊。
11時間後、起床。
お昼まで蝶探索しました!
ここでもヒョウモンが舞っていました!
驚いたことにまたもクジャクチョウにも会えました。蕎麦畑の真ん中に居座っていました。
蕎麦の花とクジャクチョウ、、、絶対美しいじゃないですか!
まともに写真撮ったのはこのアカタテハの写真のみでした(^^;毎度上手くいくわけないですね。これもまた一興。
この日も天気がよくて雲ひとつない空!
歩いているだけで清々しい気分になります。
綺麗なピンク色のアザミ。
今年はアザミの花にたくさんお世話になりました。
大好きな夏の高原の景色ももうすぐ終わってしまうのが悲しい。
これからの季節見られる蝶がどんどん減っていきますね。
果たして僕は冬を越せるのでしょうか(笑)
これからの季節は近場メインで蝶探しだ!
キベリタテハ 少年時代からの憧れの蝶をついに! 2019 9.7
念願のクジャクチョウとマツムシソウのシーンに会え次なる目標はキベリタテハです!
キベリタテハ 自分にとって因縁の相手です。
中学生の時、毎年お盆過ぎに家族に高原へ連れて行ってもらいキベリタテハを必死で探しました。しかし車の中から飛んでいるのを1度見ただけに終わりました。
そして昨年の大学一年生のときは何度も電車で長野に通いましたが姿すら見られず。
今までの自分にとってキベリタテハの存在は幻だったわけです。
本気で蝶撮影を始めた今年、何としてでも決着をつけたいと強く思ってました。
8月の旅でキベリタテハになんだかんだ会えちゃうんじゃないかな〜と甘く見ていましたがダメでした。
そしてついに9月7日をもちましてキベリタテハと決着がつきました!👏🏻
キベリタテハは人工物が大好きだと聞いているので自然の中をハチャメチャ歩き回るよりその付近の駐車場、小屋、トイレなどに来るのではと踏んでいました。(今まではひたすら明るい森の中や道を歩いたりしてました。)
今回は人工物作戦に変更です!
クジャクチョウを撮り終え駐車場に戻るとトイレ小屋に優雅に飛ぶ蝶が目に入った。。。
ついに!!!!
小屋の周りを旋回していました!見とれてしまいカメラを構えずただ突っ立ってました。
止まらないので闇雲に飛んでいる姿にシャッターを切りますがピントは合わず、消えていってしまった。
止まらないじゃん!
とりあえずこんな至近距離で見れたのは初めてなのでホクホクでした(^^)この場所で再び来るのを待ちつつ休憩することに。
そうすると案の定、さっきのトイレ小屋に飛来!すると進路を変え休憩所の方へ!
なんと休憩所の中に入って行ってしまいました。
ぼくも不審者みたいになりながら休憩所にお邪魔しました(^^;
探すといました。暗めの部屋の中だと明かりに集まる蛾のような羽ばたきに見えました。
休憩所を飛ぶ姿を見ていると「天照」と書かれた掛け軸(?)のようなものに止まりました
真っ暗なのでストロボを使いました〜
掛け軸とキベリタテハ、オンリーワンな写真に(笑)初めてのキベリタテハ撮影の癖が強い!
複雑な気持ちだ。
その後天井の奥の方へ消えていき見失ってしまった。
そのあともキベリタテハを待ちますがダメでした。
もう1つ候補の場所があったので1時間半運転して向かいました!
正直クジャクチョウとマツムシソウ撮れてキベリタテハもなんとか写真に収めたので満足感は否めないが欲張ろう!
到着。静か、夏の終わりを感じる。
ここではサブターゲットとしてスジボソヤマキチョウを狙います!
白樺の生えた林道をひたすら歩きます
さっきの場所ではかなりたくさんの蝶が舞っていたけれどここでは蝶影がひとつもない……
本当にひとつもない……
キベリタテハどころの話じゃなさそうだ
とりあえず暗くなるまで歩いてそのあとの温泉のことばかり考えていました。
1時間半ほど歩くとやっと蝶が!
ミズナラの木にゼフィルスの♀がいました!飛んで行ってしまい撮影できず。
それにしても長生きですな〜
そろそろ暗くなりそうになってきたのでここまで歩いたら諦めよう!と決めました。
歩きに来ていた方とすれ違い挨拶をした直後ぉ!
目の前のトイレ小屋にキベリタテハ!!!!!
トイレには神様がいるんやな(^^)
前回の場所のデジャブのような光景に再び見とれた。
そしてまた飛んでいってしまった。
近くに大きな石があったので待ちがてら休憩。
石の上にも3分。カムバックしてくれました!
なんと小屋の壁の汁を吸う!
もう辺りはかなり暗くまたストロボを使う羽目に……
シャッターチャンスはほんの10秒弱、シャッター速度200分の1、暗闇の中ピントを合わせる。
運命はいかに、、、
緊張で震える手でなんとか止ることができピント合わせれた!!よっしゃあ!!
言葉では表せない美しさ、上品さ。
感無量!
トイレの壁から何か吸えるのかな?
愛おしい。
この一瞬をものにできたのは今日の大きな成果となりました!
そしてこの瞬間はアドレナリンめっちゃ出ました!
憧れの蝶に会えて撮影をする幸せで興奮する時間こそ醍醐味じゃないでしょうか!
当分今日の蝶撮影の余韻にひたりそうです(^^)
そのあとの温泉気持ちよすぎた〜!
マツムシソウとクジャクチョウ 憧れた最高の夏の終わりの光景 9.7
9月になると蝶シーズンも大詰め。
しかし8月には達成できなかった大きな宿題がありました。
「マツムシソウとクジャクチョウのシーン」と「キベリタテハ」です。
どちらも信州などの自然豊かな高原を代表する美しいタテハチョウです。
というわけでこの2つを撮影する目標で出発!
今年最後の信州旅かもしれません。
朝4時から車を走らせる。朝早く行けば名古屋から長野県の南端まで下道で2時間ちょっとで入れます!それから2時間程で目的地です!
文句なしの晴天!雲ひとつなし!どんな出会いがあるのかワクワクです。
初めての場所なのでまずは歩けそうな場所を歩き良さそうな場所を探します。
道にはゲンノショウコ、萩や野菊などが咲いていて夏の終わりを感じます。
ヒョウモンチョウたちは夏眠明け活発に花に来ていました。こんなたくさんいるのに夏眠は見つけられません。どこにいるんだろう。
そして1番多かったのがウラナミシジミ。ウラナミシジミは平地の河川敷でも見られますね〜
良さそうな場所を1時間ほどウロウロ。先程挙げたメンツを撮影しました。(また次の記事で載せることにします)
ふと我に返る
「マツムシソウ無くね?」
マツムシソウなければ元も子もないですね(笑)違う道を歩いてみることに。
そうするとマツムシソウが道脇に咲いていました!綺麗ですね〜 また来年も見たくなる気がします。日陰だったので蝶はいません。
奥へ進むと池がありました。そこにもマツムシソウが咲いてる!あれ!奥にもめっちゃ咲いている!群生!すごい!えっ!?
なんと真っ黒の蝶が10匹弱マツムシソウにとまっている!そうですクジャクチョウです。
圧巻ですね。まさか憧れの光景に出会えてしまった夢みたいです。しかも群れ。。。
撮影スタート!
マツムシソウは斜面に生えていてススキも多く体力勝負でした。足をガクガクさせながらシャッターを切ったので手ブレやピンぼけ量産。そう簡単には撮らせてくれませんでした。
こんな感じの光景が一面に!
斜面なのでなかなか静かに近づけず結構な数飛ばしてしまいました。
ススキの影で残念な感じ。すごく綺麗な個体!
影を消すため渋々ストロボを使うことに。
表が美しすぎて裏は見向きもされないイメージがあるけれど炭みたいで趣ありますよね!
今回のベストショット!
クジャクチョウの表とマツムシソウの綺麗な形を!もう少しぼかしたかった。
なかなか後羽の目玉を見せてくれません。
やはりもう少しぼかしたい。
池を背景にドリーミーな感じに。
感づかれたか気づけばクジャクチョウは1匹に、そしてその1匹も飛び去ってしまいました。しつこくその場所を移動し様子を見に行きましたがそれ以降クジャクチョウは来ませんでした。
最高の光景に見せてくれてありがとう。
マツムシソウとクジャクチョウの写真は色々な方のブログなどで拝見しましたがレベルの違いを感じさせられました。
クジャクチョウの羽の色を生かしつつマツムシソウも綺麗に写す。これが難しかった。
何より草影と斜面が難敵でした。ボツ写真が多すぎた。。もっと写真研究しなきゃと感じさせられました。
この夏の終わりの光景、また出会えたらいいな。
9月は心改めて。 2019 9.1
8月が終わり新学期ですね。
いいえ、大学生の夏休みはまだ後半が残っています。
8月を振り返ると3分の1以上県外に出て蝶撮影をしました!本当に楽しくて夢中になって趣味を徹底できました。良かった。
そしていろんな友達とも遊べて夏満喫できました。
そしてアルバイトは塾講師をやっていてなんとか生徒20人1クラスの前で一コマ授業できるようになりました。
こうやって書くと充実しているアピールみたいですね。
結構無理をしたのでその分の反動は当然あります。
まずひとつが学業。
そして家でだらしなくなり家族に迷惑をかけたこと。
最後に何もない日の過ごし方。
大体蝶撮影の旅を終えると次の日は寝て2度寝してスマホいじって何もせず寝る。
8月は色々やったとはいえ少なくともひと月の3.4分の1くらいの時間をこうやって過ごしているかもしれません。
何もしてない日は本当に何もしていません!
まさに無の時間。
もう大学生2年目。目の前のことばかり考えるのでは無く残る大学生活どう過ごしていくのか、将来何をやって行くのか。そのようなことも考えなくてはと思います。時間があるのだから。
ということで9月は心改めてだらしない自分を少しずつでも変えていこうと8月31日の夜決心しました。
何もしなかった日を作らないためにまずノートを1冊持ってきて次の日やることを書き出すことにしました。これで後回しにできることもなんとかその日のうちに処理できるのではないでしょうか。
ブログを書いてる今現在(9.1 16時)
今日やる8項目のうち4つしか終わってません(^^; この後回し癖をどうにか直したい!
絶対強みになるはずなので。なんとか全てやり遂げます〜
もちろんその1項目には蝶撮影が入っています。前書き長くなりましたがここからは蝶撮影についてです(笑)
やることリストには6時半起床と書きました。
これはこれからずっと達成したいです。
きちんと6時半に起きすぐ支度をし出かけました。
今回の撮影目標はツマグロキチョウの秋型。
近場のフィールドへGO
小雨です。草地へ入るとすぐにツマグロキチョウが飛び出しました。
夏型ですね。しっかりした生息地なら朝の寝込みを狙うのがいいと思いました。
キチョウは日中全然止まらずまともに静止写真を撮れないからです。朝早いと簡単に近づけ、飛んでもすぐに止まってくれます。
少し追うと寝ているもう1匹の寝床に止まる。
和みますね。ツマグロキチョウお気に入りの蝶です。
若干秋型の要素が入った夏型、中間型と呼ばれています。確かに羽が角があります。
似たような写真しか撮れず花にも全然来ません。秋型はまだのようでした。
帰ってやることを消化するため早めに切り上げます。
帰り道にベニシジミ発見!久しぶり!8月は全く会っていませんでした!
本気でカメラを向けます。
葉っぱの上で開翅。可愛くて美しい。
ベニシジミ最高です。
背景をぼかしてシンプルに。
こんなシンプルな感じがとても好きです。
色々な蝶でやりたいのですがあまりチャンスはありませんね。。
1時間程ですが楽しめました。
これから秋が来てどんどん見れる蝶が少なくなりますが力の限り蝶を満喫します!
そして自分のダメな点を9月は改善して実のある1ヶ月にするぞ〜!
また長くなってしまった。。。
こんなブログですが読んでいただきありがとうございます。
富士山麓は蝶の楽園だった! 怪我と採集者さんとの戦い。2019 8.25
この夏長野県でヒメシロチョウを探し回りましたが全く出会えず。なんとか今シーズンに会っておきたいなと思ったので確実に会える富士山麓へ行ってきました〜!
バイトが終わった夜8時に出発!
なんと片道7時間かかりました(^^;夜の道は景色見れないのが残念。でも道が空いてるから夜を選びがち。富士の道の駅で朝まで少し寝ました。2時間寝て朝5時!突撃!!!!!!
ヒメシロチョウは全然止まらないと聞いているので朝の寝込みを狙いたい。
草地にはツルフジバカマがこれでもかっ!というほど生えているのでこれは見つけるの簡単でしょ。
あれれ1時間探しても見当たらず。
一日は長いのでのんびりいこう。
草むらをまったり歩く。カシワの疎林があったのでキマダラモドキを探すも見つからず。
付近の草むらをのんびり歩いているとオレンジの蝶が飛び出す。一瞬ヒョウモン?かと思ったがすぐに理解した。
ムモンアカシジミだ!!!!!!
なかなか珍しい晩夏のゼフィルス!会える気がしなかったのでここで会えたのはデカイ。嬉しかったな〜。地元のアカシジミ、ウラナミアカ同様下草にくるんですね〜他の図も撮ろうと飛ばしたら草むらの奥へ行ってしまいました。
ルンルンで草むらを再び歩くとその5分後。。大きめのシジミチョウが……
クロシジミ!!!中学生の時以来!
さすがに時期的には遅かったけど会えた最高!
来年はきれいな姿を撮りに行くからね!
日差しが強くなりルリシジミが飛び始めた。
そしてフワッふわの白い蝶が来ました!きましたよ!!
なんとか追いかけてそっと近ずいて撮影!
逆光に透かした羽が美しい。まさに【姫】
華奢な姿に魅力されました。
次にキマダラモドキを探しにカシワの疎林を探しながら車を走らせると遠目に疎林を発見。
到着すると車が沢山止められている。。まさかここがポイント???でも人の影は見当たらず。
とりあえず疎林に突撃!
足場は溶岩?のような岩場で足場が悪く草むらの背丈も高め。穴があっても気づかない。。
草むらにてカメラマンさんに遭遇!!
綺麗なメスのキマダラモドキを撮影されていました。その個体はもう採集されてしまったみたい。カメラマンさんに探し方などいろいろ教えていただきました。感謝。歩き回ると網を持った人がわんさか。こちらから挨拶するも返してくれない人もいて少し悲しかった。やはり同じフィールドでは敵同士なのでしょうか。
ここでやっていても撮影できそうもないので少し離れたところで探すといましたっ!
♂はもう遅かったですね。結構近づけました!
なんとか新鮮なメスを見つけたい!
それから探すとキマダラモドキが飛び出す!
目で追いかけた先には採集者が……ネットインされてしまいました。こちらをドヤ顔で見てきました。どう反応すれば良かったかな(^^;
しょうがないこと!悔しさをバネにひたすら足場の悪い深い草むらを歩き続けました。
そして……
岩場で足を踏み外し溶岩に手をついてしまいました。岩肌は鋭く手が血まみれになりました。薬指と小指が開けなくなってしまった。
それでも折れずに探すもダメでした。
車に戻り消毒してティッシュを握り締め車を運転(絆創膏忘れた!)
途方に暮れながら車を走らすとヤマキチョウ発見!!急いで車を止める。
背景に空を写せた!山梨のヤマキチョウ!
何度出会っても感動は変わりません!大好き!
夢中で撮っていると背後から車が……
嫌な予感しかしない。本当に嫌だ。振り返る勇気もありません。声をかけられるとさっきのカメラマンさんでした!!なんだこの安心感!
このヤマキチョウは近ずいても全然逃げなかったしずっと吸蜜してくれて2人でこんなにサービスしてくれるのは中々ない!と話しながらヤマキチョウを楽しみました。そして網を持った人もこちらに来ましたが2人でヤマキチョウを死守しました。
目いっぱいに!上羽が揃ってないのが良い!
カメラマンさんは日本の蝶コンプリート間近らしいです。すごい。。。いろいろお話しましたが共感話が多くとても楽しかったです。
手の状況が酷いので1度離脱しコンビニに寄り手当をし気力があったので再びフィールドへ。
ヒメシロチョウの吸水撮れました!かなり敏感で何度もトライして接近できました。
美しい。目が大きい。腹部を持ち上げていますね!
ゴマシジミもなんとか。結構遭遇したのですがピント外しまくりで(^^;
再びキマダラモドキを探すもダメでした。
温泉に入ってゆっくり帰りました〜
さすが有名な場所だけあって採集者さんが多かったです。ぼくは元々採集者だったので採集者から見たカメラマン、カメラマンから見た採集者のどちらの立場にもなったことがあることになります。
1個人の感想ですが採集者だった時、カメラマンに出会うと早くどっかいけっ!て思いました。
そして撮影に転向し採集者にあった時も早くどっかいけっ!って思いました。
両者は同じ蝶を相手にしていますが相反する関係だな〜っと感じました。
違うフィールドで活動しているならお互いを尊重し合うことは全然可能だとは思いますが面と向かって同じフィールドで両者が遭遇した場合やはり話が違うと思いました。どちらにとっても自分の活動の妨げになってしまいますね。
もし仮に採集者さんが撮影を待ってくれていても撮影を100%楽しむことはできないなと撮影をやっていて思いました。
そして生き物とどう関わっていくかさらに考えさせられます。
長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)
晩夏の草原を1日歩く 最愛の蝶を求めて 8.18
先週は今年の一大目標ヤマキチョウを撮影できました。しかし、逆光に透かした写真が撮れなかったりと心残りがありました。やっぱり一番好きな蝶なのですぐに会いたくなってしまいます。
さあ、夜中出発で朝5時から草原を歩きます!
早朝はかなり寒かったです!この時期に寒さを感じられたのは得した気分。朝露がすごい。
そのせいか全く蝶がいない。七時頃になるとやっとジャノメチョウがたくさん飛び始めた!
ジャノメチョウ♀!たくさんいすぎると撮影する気がなくなるのはなぜだろう。警戒心強めなので意外とシャッターを切れない。
ヤマキチョウが生息していそうな草原を何往復もする。前回見つけた生息地ではアザミの時期が終わっていた!これがどのように影響するのか…… アザミが消えても同じ草原に潜んでるのか?ワクワクと焦り。代わりにオミナエシやヒヨドリバナが沢山咲いた。1週間で季節は移り変わる。
おそらくこの時間帯は茂みで休んでると推測。
やったぁ!アカセセリ♀!
高ボッチでは逃げられまくられ撮れなかった。
♂も今シーズン撮影したい。♀は全然赤くないので……
ヘリグロチャバネセセリ♀
豊かな草原でよく見かけるセセリ。
ちょっと識別に自信なし。。。
めっちゃ暑くなってきた!顔に日焼け止め塗りたくり塩分チャージと水分を摂取。
そして歩くこと4時間。
ヤマキチョウ舞い降りる!
この出会えた瞬間がたまらんのです!
カワラナデシコで蜜を吸う!
かなりシャッターを切ったけれど草被りしまくりでスッキリ写せたのはこの1枚。
ヤマキチョウの厚い羽の質感が伝わるのではないでしょうか!
幸せな時間だったな〜
気分転換にほかのヤマキチョウがいそうな所を探索しつつ昼ごはんを食べました。
ここいそうだな〜と足を運ばせると思った通りの場所にヤマキチョウが止まっていた。
一人でドヤってしまいそうだった(笑)
敏感で彼方へ消えていった。撮影できず!良いシーンだったのに!
少し休憩をとり先の場所へ戻る!
開幕青白い蝶が目線の先に止まった!
可愛いお顔、羽の質感、最高。
後ろの森を背景に逆光で!!ガッツポーズ!
かなり高い場所だったのでテレコンを使ってもこれが限界でした。
かなり満足した写真撮れました!
この光が透けて緑がかった白!心打たれる。
たくさんこの個体と遊べました〜
その後撮影チャンスに巡り会えず。見つけても遠くへ飛んじゃうんですよね(^^;
セセリを探しにヒヨドリバナの咲く場所へ
まさかのルッキングでヒヨドリバナにとまるヤマキチョウ発見!警戒心強くてなかなか近づけずしばし追いかけっこ。
ファインダーを除きシャッターを切りつつ距離を詰めました。♂も逆光で透かすことに成功!
ミッション達成!
達成するとまた新しい課題が増えていきますね。今日はとりあえず満足!
時間があるのでもう少し粘りました。
まさかのウラギンスジヒョウモン!
近年数を減らしてるらしい。
片翼が羽化不全のスジボソヤマキチョウ♀
強く生きていました。飛べていました。
今日は大大満足な一日になりました!
副産物も充実しすぎた。
気づけば炎天下9時間草原を歩き回っていました。
熱中症には気をつけましょう。
ヤマキチョウどんどんすきになっていく……
今シーズン最低あと2回は撮影に出かけたい!
I loveヤマキチョウ
長くなりましたが読んでいただきありがとうございました(^^)
ベニヒカゲの撮影に大苦戦( ¨̮ ) 8.13
今回の旅のメインターゲットはベニヒカゲです!中学一年ぶりなのでとてもワクワクです!
暗い茶色に眩しいオレンジに毛深い体!今年1度は会っておきたい蝶です!
朝一で目的地に到着!さすがに標高2000越えだと涼しい。けど日差しは強め。ベニヒカゲがどこを飛びそうか探索します。最初2時間ほど岩場を登ったり歩き回るも見つからず。
黒い赤トンボ、ムツアカネがいました!
高山地に住むトンボです!
雲が多く晴れたり曇ったり。
晴れた瞬間!フウロがたくさん咲く草地でベニヒカゲが飛びました!
吸蜜中に曇り休息モード。暗くなりすぎたので編集で明るくしました。晴れたり曇ったりすると明るさ調節が難しかったです。
ベニヒカゲは晴れると飛び回り曇るとほぼ全く動かなくなります。個体数も多くなく曇りの時間が長かったので撮影チャンスがなかなかありませんでした。
なんとか吸蜜シーンが撮れましたが……
それから3時間ほど粘りました。ほとんど霧が立ち込めたりして全く手が出せず……
やっとのこと間合いに来て休息しました。
曇ると羽を全開して微動だにしません!
なんとか裏面も撮れました!♀は見なかったので初期だったのですかね。個体数も思ったより少なかったです。草被りがとにかく多くて苦戦しました!同じ場所に計6時間ほど粘りました(^^;
もう1回リベンジしたいな……