「憧れ」に逢う旅 1日目 ①早朝の部 アサマシジミ 超過酷撮影 2019 7.12
今回の旅は僕が少年時代から図鑑やネットで見たりして長い間思いを馳せていた憧れで好きな蝶に会いに行こうというもの。
目標の蝶はアサマシジミ、ウラジャノメ、コヒョウモンモドキの3種で、この3種を2日間で撮影する!!!
生息地は自分なりに調べて、後は勘と体力で何とかなるでしょう!初めての蝶3種類一気に撮影するのはさすがに欲張りだと思います(笑)
11日、大学の5限のゼミの発表を終え帰宅し、妹に2時間勉強を教えて22時。
出発の時が来ました。今回の旅は恐らく今までで1番長距離運転になる。今日は疲れているので木曽辺りまで気合いで運転し道の駅で車中泊。道の駅に無事到着するが雨が土砂降りで車内がうるさくてなかなか寝付けなかったが僕は爆睡人間なので1度寝付いたら朝の出発の時間までぐっすり。目覚めたのは午前四時、そこから2時間半掛けて目的地まで運転!
本日の天気予報は朝は曇りでそこからどんどん晴れていく予報!イイネ!
去年知り合い、連絡を取り合っている蝶の先輩にアサマシジミの生息地を教えて頂いた。本当に感謝です。
そこに6時半に到着!気合十分なのですぐにカメラ持って飛び出す。かなりピンポイントで教えてもらったのですが30分歩いてもいない!ヒメシジミもいない!そして強いあめが降ってきた。雨は止む気配がないので1時間車内でねむる。起きると雨はやんだ!でもこの場所頼りだったので途方に暮れ適当に車で草地を探してみる。。。初めてなので生息地環境もまともに知らず愚かな行為。。アサマシジミはもう諦めです。
ダメ元で草地を歩く…… んんん?ナンテンハギ??ムラサキ色のマメ科の植物発見!
少し覗くと…… 一瞬でヒメシジミとは違うとわかるシジミが羽化後羽を伸ばしている!!!
うわ、わ、わわああわ めっちゃ慌てました。
カメラを出すも電源つかない!電源つけっぱなしで充電切れ(笑)焦ってバッテリーを替える。
小雨で気温も15度で羽化後なので逃げるわけないのに(^^;
かなり暗く、風もあるので写真がブレる。
そして雨が土砂降りになる。一旦引き上げて傘と3脚を取りに行く。 本当に雨が強くカメラ壊れるんじゃないかと思いました。 3脚をセットし、しゃがんで足で傘を挟み撮影!本当に寒くてベタベタになって過酷でした。
思い出深いです。
これが記念すべき初アサマ!!羽化に出会うとは感動です。
美しい。虜になった。この裏の模様、質感半端ないっ!!
なんとかピントを合わせ、手ブレを防げました。
この個体はオスなんですね。羽の質感、ヒメシジミとは全然違いました。見る前はしっかり識別しなきゃいけないと思ってましたが、遠目でもすぐ分かるくらい違いました。
夢中でシャッター押し続けました。
他の個体もいました!
ここの食草はクサフジですね!
綺麗なムラサキの花。
ヒメシジミより結構大きい!
雨で撮影が難しい!3脚の位置取りとか上手くいかず写真が撮れない(^^;
雨が止んで明るくなってきました。
もう9時を過ぎてます。
そしていたるところでヒメシジミに混ざりアサマシジミが開翅する!
これはヒメシジミに近いように感じた♀。
楕円の斑紋が確認できた!!
クサフジの葉っぱで開翅!
正面から!かわええ〜
そしてこの雨粒の量よ!
先の個体より青が強い!
これがアサマブルーか……みとれた。
ヒメシジミが全開しているのに対しアサマはV字止まりでした。
この個体を追いかけようとしたらヒメシジミにはない飛翔力で遠くに飛んでいきました。
それ以降アサマは見つからなかったです。
個体数は多くなく、これからも生息し続けて欲しいです。居てくれてありがとう。
アサマは地域変異も凄いらしいのでもっと青いアサマを見たくなりました。今回は強運のおかげでアサマに出会えただけでなく羽化、開翅、オス メスを見れたのは本当に良かった。
大雨の中羽化に出会うとてつもないドラマを見せてくれてありがとう。
この旅はまだ始まったばかり、この調子で残りの目標の蝶達にも出会えるといいな( ¨̮ )
この旅の初日の午前中でこんなに文字数が埋まってしまった(笑) 最後まで読んで頂きありがとうございます。
パート②へ続く、、、